せっかく時間をかけて記事を書いたのに修正依頼が多くて時給が上がらない。どうしたら、修正する回数を減らして、1記事にかける時間を減らせるの?
こんな疑問にお答えします。
以前、以下のツイートをしました。
【初心者 #ライター の特徴】
— りょう (@ryo_muto11) April 3, 2020
・1文が長い
・語尾が「です」、「ます」ばかり
・主語と述語が一貫していない
・「」の使い方が雑
・!や?をマニュアルを見ずに書いてしまう
・急に話し口調の文が登場する
・何が言いたいのか分からない
・事実のみで意見がない
ひとつひとつ改善していくことが大切
初心者には編集者に嫌われる表現がわかりません。
しかし、ライターが書いた記事をチェックする編集者の立場からすると、初心者ライターに出したくなる修正指示にはある程度、共通点があります。
初心者ライターが書いた記事に修正指示を出すときの共通点について解説します。
この記事の信頼性
私自身、webライターとして月に20万円近く稼いだ経験もあります。また、ライターに記事執筆を依頼するディレクターとして仕事をしたこともあります。
「ライターとして月5万円以上稼ぎたい!」
「編集者に好かれる売れっ子Webライターになりたい!」
といった方が、さらに高確率で案件を受注できるようになるポイントとしても参考になると思います。
ぜひ最後までご覧ください。
編集者が嫌う初心者ライターの無駄な表現
初心者ライターがやりがちな表現をまとめました。
ただ、その前にお伝えしたいことがあります。ディレクターの立場から正直に言わせていただきます。
無駄な表現があると文字数稼ぎにしか見えないです。
その表現、読者にとって必要なものですか?
必ずしもそのような表現をしなければなりませんか?
こういった問いを立てながらライティングを進めることが大切です。
あなたがライターとして稼ぐための記事作りではなく、ユーザーにとって価値のある記事を書くためにも以下の内容を把握しておきましょう。
真に価値を提供できるライターになることが、ライターとして稼ぐために本当に必要なものです。そのことを念頭に置いておきましょうね!
無駄な接続詞が多い
なくても意味が通じる接続詞は不要です。
接続詞が入っていると、意味が通りやすくなっているように錯覚しやすいです。
ただ、省略したとしても意味が通じるケースは多いもの。
以下のような接続詞を使用しているときは、なくても意味が通じるかどうか、確かめた上で使用しましょう。
- つまり、
- そのことから、
- よくあるのは
- そこで
- そのとき
- というのも
接続詞を使わずに文章を書くことは慣れていないと難しいかもしれません。
最初のうちは、以下の流れがおすすめ。
①何も気にせずこれまで通り記事を書いてみる
②完成した後に不要な接続詞を削除する
同じ言い回しが多い
同じ表現の使い回しは極力避けましょう。
知らず知らずに癖になっていることもあるかもしれません。
私も意識しないとついつい使用してしまうものですが、読み直した時に不要なものは削除するようにしています。
- 〜場合は、
- 〜することにしたら、
- 〜という、
- 〜の際、
こちらに関してもまずは文章を書いてみて、後で同じ言い回しをしていないか確認すると良いです。
話し言葉になっている(表現が雑)
ライティングに慣れていないと、普段の会話のような表現を使ってしまいがちです。
書き言葉と読み言葉は違うため、注意して見直す必要があります。
- 決めて(い)ない、
- わかって(い)ない
- 変え(ら)れる
正しい日本語を使うために、「い」、「ら」といった言葉が抜けていないか確認しましょう。
文末表現に無駄がある
文末に無駄な表現を使う人も多いです。意識しないで使ってしまいがちな表現をご紹介します。
- なってきます
- ということになっています
「です」、「ます」だけで十分意味が通じるケースがほとんどです。シンプルな表現を心がけましょう。
見出しの文言ほぼそのまま
私が編集者として、比較的多く見受ける表現があります。
「見出しの文言をそのまま言い換えたような文章を見出し直下に書く」というもの。
<h2>webライティングの注意点</h2>
webライティングの注意点についてご紹介します。
こういったこと、よくしていませんか?
<h2></h2>の中が見出しです。
見出しに書いてある文章をそのまま一文目に書いていくような書き方をしていませんか?
正直、<h2>webライティングの注意点</h2>と見出しに書いてあるため、その見出しに「webライティングの注意点についてご紹介します。」と書く必要はありません。
わざわざ同じ内容を書かなくても、その内容が書かれることは簡単に予想できます。
言われてみると当たり前のことなのですが、こういった内容でライターから上がってきた文章を修正することは多いです。
見出し内の1文目に何を書くのか、もう少し練ることが必要です。
初心者ライターを抜けるためのポイント
初心者ライターにありがちな表現をまとめました。今回挙げた以外にもたくさんの無駄な表現が存在します。(後々追加していく予定です。)
初心者のうちは、いきなり無駄な表現をしないようになることはできません。一つひとつ改善・修正していくうちにレベルアップしていくものです。
私も以前はとにかく無駄な表現で溢れた文章を書いていたと思います。いまだに無駄な表現を使用してしまうこともあるでしょう。
自分が書いた文章に時間を割いて読んでくれる読者のために、少しずつレベルアップしていきましょう。
コツコツ地道に訓練していくことが大切です。