クラウドソーシングだと手数料が取られるのがもったいないから、直接契約も取っていきたい。でも直接契約を取れるようなプロのライターになるにはどうしたらいいんだろう?
こういった疑問にお答えします。
先日、以下のツイートをしました。
【クラウドワーカーとプロのwebライターの違い】
— りょう (@ryo_muto11) April 3, 2020
・正しい日本語が使える
・ファクトを押さえている
・文字数をまもる
・納期をまもる
・連絡せずにいなくならない
・稼ぐのが目的ではなく良質なコンテンツを届けることが目的
・大前提として質重視、その土台の上に量
クラウドソーシングで仕事を獲得するクラウドワーカーを卒業して、プロのライターとして直接業務委託契約を結ぶためには、こういった違いを把握しておくことが大切です。
今回の記事ではプロのライターとクラウドワーカーの違い、より高い単価の仕事を獲得するための方法もご紹介していきます。
この記事の信頼性
私自身、もともとクラウドソーシング依存でWebライターをしていました。約1年はクラウドソーシング経由で仕事をとっていましたが、その後は直接契約メインで月20万円近く稼いだ経験もあります。
これくらいの報酬 Web ライティングで獲得するためにはクラウドワーカーを卒業することが最重要。
直接契約をとって高い報酬を獲得するために、あなたが改善すべきことは何か、この記事で考えてみてください。
クラウドワーカーとプロのwebライターの違い
クラウドソーシングを通じて Web ライティングの仕事をしていると、プロのライターと自分との違いは何なのだろうと考えることもあるでしょう。
クラウドワーカーを卒業した私が考えるプロのライターとの違いを以下にまとめました。
【最重要】マインドセット
クラウドワーカーとプロの Webライターで 最も大きな違いとなるのがマインドセットの部分です。簡単に言うと心構えです。
目的 | |
クラウドワーカー | 稼ぐこと |
プロのwebライター | 高品質で価値のあるコンテンツ作成 |
個人的な観点ですがクラウドワーカーは稼ぐことが目的となっている一方でプロのウェブライターは良質なコンテンツを作ることが目的です。
稼ぐことが目的となっていると、ただお金がもらえればいいという思考になるため、文字数を埋めて済ませるような低品質なコンテンツを作りがちです。
低品質な文章の特徴
- 文章を読み直さない
- 文字数が足りていない
- 日本語がおかしい
- 論理が通っていない
こういった文章を書いていませんか?
該当する点があればクラウドワーカーを卒業することは難しいでしょう。
プロのwebライターであれば、 上記に当てはまる点があるような文章で納品することはありません。
なぜなら高品質で読者にとって価値のある文章を提供することが目的となっているからです。
ここからは、高品質で読者にとって価値のある文章とはどんな文章なのか解説します。大切なポイントです。
正しい日本語が使える
プロのwebライターは正しい日本語を使用することを念頭においています。
正しい日本語の確認方法
- 主語と述語が対応しているか
- 誤字脱字はないか
- 改行は正しく行われているか
- 文章の流れがおかしくないか
- 論理が通っている文章かどうか
正しい日本語を使用していないとどうしても読みづらい文章になってしまいます。
発注元からしても日本語を間違えている文章が納品されても、再度修正依頼を出すか、自分で訂正しなければならないといった手間が生じます。
そのような手間のかかる作業を発生させるようなライターに高い報酬額を支払うことは難しいです。
正しい日本語で読みやすい文章を書きましょう。
ファクトを押さえている
強い根拠を指名した目にはファクトを押さえていることが大切です。ファクトとは日本語で「事実」のことを意味します。
例えば、記事内で「タピオカが流行ってきている」ということを書きたいのであれば、タピオカを置いている店の数や、タピオカの消費量といったデータを用いて文章を書くことが必要です。
ただ単に「流行ってきている」というだけでは、
本当に流行っているの?
ただの筆者の主観じゃないの?
といった疑問を読者に与えて、信頼性の低い文章が出来上がってしまいます。
何か意見を述べたり、根拠を述べたい場合は必ずその元となるデータを引っ張ってくる必要があります。
文字数をまもる
構成書によっては、それぞれの見出しに何文字程度の文章を書いて欲しいといった目安があります。
プロのwebライターであればこの文字数の±30文字程度に抑えます。しかしクラウドワーカーで多いのは文字数が圧倒的に足りない文章を納品してくることです。
依頼側としては意図を持ってその文字数で依頼しています。 SEO効果を狙って文字数を設定しているところもあるでしょう。
しかし文字数が達していないとそもそも報酬額を支払う対象にすらならないものです。
そのようなアマチュアな考えは捨てて、プロのライターとして文字数を守った記事を納品する必要があります。
納期をまもる
報酬をもらう身として納期を守らないといったことはありえません。納期が何が何でも守るものです。
もちろんクラウドワーカーや初心者のライターの方にとっては工数の見極めに失敗して納期を守れないこともあるかもしれません。
しかしかといって納期を守らないことは絶対に NG です。万が一納期が守れないと思った場合はその時点で先方に連絡を入れましょう。
早めに連絡を入れておかないと先方のスケジュール感的にも問題が生じる可能性があります。
先方に迷惑をかけないためにも納期を守って納品しましょう。
ポイントとしては納期の前日もしくは2日前に納品しておくことです。
早めに納品すると差し戻しがあっても余裕をもって対応できます。
連絡せずにいなくならない
クラウドワーカーに多い特徴として連絡せずに居なくなるといったことが挙げられます。
せっかく仕事を依頼したのに何の連絡もなくいなくなられると、発注元にとっては時間の無駄だったと思ってしまいます。
そんな結果になるのであれば他のライターに依頼したほうがマシでしょう。
何の連絡もなくいなくなったライター再度仕事を依頼することは絶対にありません。もしもその仕事ができないと分かった場合でも、しっかりと連絡をして謝る必要があります。
ライターで稼ぐならクラウドソーシングを卒業すべき
プロのwebライターとして稼ぐのであればクラウドソーシングから卒業することが必須です。
なぜならクラウドソーシングは収入を上げづらい仕組みになっているからです。クラウドソーシングを卒業するべき理由について詳しく解説します。
クラウドソーシングは発注主が得する仕組みになっている
そもそもクラウドソーシングは発注者が得する仕組みになっています。というよりも発注者のためのサービスと考えてみたほうがわかりやすいかもしれません。
手数料を見ていると明確です。例えばCrowdWorks では仕事の受注者は20%の手数料は取られますが、発注者は手数料取られることはありません。
そのため発注者の方が低コストで仕事を依頼できるようになっています。自分が受注者でいる限りは手数料取られ続ける仕組みになっているということを知っておくことが大切です。
発注側が記事の量産しか考えていない
クラウドソーシングに登録している開いたわ主婦や副業をしている人など片手間でライティングの仕事をしている人がほとんどです。
そのような人たちに仕事を依頼する側の気持ちに立ってみると、そもそも記事をたくさん精算してもらうことが目的になっているかもしれません。
私自身、以前クラウドワークスを通じてライティングの仕事を依頼している側でしたが、クラウドワーカーにそこまで質の高い記事を期待したことはありませんでした。質の高い記事が必要なものに関しては自分で書いてました。
要するにただのコンテンツ量産のためにクラウドワーカーに記事執筆を依頼しているようなものです。量産コンテンツを書いている人に高給取りはいません。
記事の量産が目的である発注者は、低単価でライターに依頼するものです。悪い言い方をすると誰でも書けるような金しようクラウドソーシングで発注するのです。
質の高い記事を作成できるライターに成長する必要がある
報酬額を上げるためには量産型ライターから高品質なプロライターに移行する必要があります。質の高い記事を書けるライターになればなるほど高い報酬額を獲得できるようになります。
記事前半でも述べた高品質で読書にとって価値のある文章を書けるライター、高品質ライターになるためには何が必要なのでしょうか。
高品質ライターの特徴は以下の通り。
- 正しい日本語を使っている
- 厳密な調査を元に記事を書いている
- 論理的な文章になっている
こういったことを入念に意識して文章を書いていくことが大切です。
クラウドソーシング以外の仕事獲得方法
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスを使用している限りは文字単価1.5円程度、 月に5万円程度の報酬が限度ではないでしょうか。(個人的な味方ではありますが)
高い報酬額を獲得するためにはクラウドソーシング以外で仕事を獲得していくことが重要になってきます。
クラウドソーシング以外の Web ライティングの仕事獲得方法は以下のようなものがあります。
- クラウドソーシングで仲良くなって直接契約へと進む
- wantedly
- kasooku
- 週末ワーカー
このような副業や業務委託の仲介をしているようなサービスを活用することがポイントです。
あと何ヶ月でクラウドソーシングを卒業しますか?
あなたが目標を決めない限りクラウドワーカーを卒業することはできません。クラウドソーシングで仕事を獲得する期間はあと何ヶ月間と決めてしまい、早々にクラウドワーカーを卒業しましょう。